FXはトレード日記が上達の鍵!基本的な書き方・ポイントを紹介

FXはトレード日記が上達の鍵!基本的な書き方・ポイントを紹介

FXトレードの上達には、日々の取引を記録するトレード日記が欠かせません。日記を書いて記録することで、自分のトレードスタイルを見直して改善に繋げられます。本記事では、効果的なFXトレード日記の書き方を紹介します。日記の記録方法から、どの記録ツールが最適か、さらには日記を書く際の重要なポイントまで、トレードスキル向上のための具体的なアドバイスを提供します。

目次

上達したいならFXトレード日記が必須

上達したいならFXトレード日記が必須
日記をつけるイメージ

FXトレードは必ず勝てるものではありません。プロトレーダーであっても勝てる時もあれば負ける時もあるのです。では、収益を上げているトレーダーとそうではないトレーダーとでは何が異なるのでしょうか?

それは、PDCAサイクルを回せているかどうかという点です。トレードにおけるPDCAサイクルは下記のようになります。

FXトレードにおけるPDCAサイクル
  • Plan(計画):トレード手法を考える
  • Do(実行):実際の相場でトレードをする
  • Check(評価):トレード日記で結果を記録、分析する
  • Action(改善):トレード手法の微調整を行う

トレード日記を書かなければ「Check(評価)→Action(改善)」の精度が低くなり、PDCAサイクルがうまく回せないという結果に陥ります。そのため、FXトレードを上達させて収益を得たいのであれば日記を書いて記録を残しておくということが必須となるのです。

FXトレード日記の書き方

それでは、トレード日記はどうやって書けばいいのでしょうか。FXでのトレード日記にはさまざまな書き方があります。「この書き方が正解」というものはありませんが、どの書き方であっても共通して、以下の2つの記録は必ず行なっています。

FXトレード日記で必ず書くべき内容
  • トレードした日の相場観を記録する
  • トレード結果を記録する

それぞれの具体的な記録項目などはご自身で決めるのが一番です。しかし、トレード日記をつけたことがない方は、何を記録すればいいか判断がつかず、途方に暮れてしまうことでしょう。まずは最低限必要な項目をここでは紹介していきます。

トレードした日の相場観を記録する

FXトレード日記を作成する際、最初のステップはトレードした日の相場観を記録することです。相場がどのように動いたか、そしてその背景にある理由を自分の言葉で表現することが重要です。自分の言葉で記録することで、より市場の動きを深く理解し、将来のトレード戦略を練るための基盤を築くことができます。

記録すべき主要な項目は下記のとおりです。

  • 相場の振り返り
  • その日の高値と安値
  • 今後の市場見通し
  • トレード戦略

相場の振り返りでは、為替がどのような背景で動いたかを分析します。できるだけファンダメンタルズ的な要因を考慮に入れるようにしましょう。

また、高値と安値の記録は、市場の動きを理解する上で非常に有効です。高値と安値は、市場の多くが常に注目しており、大きな市場の動きを示唆する重要な指標となります。

今後の市場見通しとトレード戦略も必ず記述しましょう。初めは難しいかもしれませんが、継続することで徐々に上達します。相場観の記録は、トレードを行わない日でも実施可能です。毎日行うことが理想的ですが、時間がない場合は週に一度でも構いません。

特に、米国雇用統計の発表など重要な経済イベントがある日は、大きく相場が動くことが多いので、記録をつける絶好の機会です。

トレード結果を記録する

FXトレード日記には、相場観の記録に加えて、実際のトレード結果の詳細な記録が不可欠です。トレード結果には、下記の項目を記録していきます。

  • エントリー日時
  • 通貨ペア
  • 取引数量(ロット)
  • 売買方向
  • エントリーレート
  • 決済レート
  • 損益(pipsおよび金額)

上記の項目はトレードにおいての基本情報です。トレードの効果を評価し、将来のトレードに活かすための基礎データとなるので必ず記録しましょう。基礎データの記録が終わればそこから以下の内容を考え、トレード評価を行なっていきます。

  • エントリーの根拠
  • トレードの反省点

どのような理由でその通貨ペアを選び、なぜそのタイミングでエントリーまたは決済を行ったのかを明確にすることで、自身のトレード戦略を見直し、改善することが可能になります。また、トレードの成功や失敗についての反省点を記録して、同じ過ちを繰り返さないように対策を練っていきましょう。

トレード時のチャートも記録として残すのがおすすめです。チャートは、トレードの視覚的な分析を提供し、エントリーと決済の決定がどのように市場の動きと関連していたかを理解するのに役立ちます。

手書きノート・Excel・アプリのどれがおすすめ?

FXトレード日記を記録する方法として、手書きノート、Excel、アプリの三つが主流ですが、最適な方法は個人の好みとニーズによります。それぞれの方法には独自のメリットとデメリットがあり、自分に合ったものを選択することが重要です。

結局のところ、トレード日記を記録する方法は、個々のライフスタイルや好みによって異なります。それぞれの方法を試し、自分に最適な選択をすることが、FXトレードスキルの向上につながります。

手書きノートは自由度、一覧性、記憶定着が優れている

手書きノートは、自由度、一覧性、記憶定着に優れている点がメリットです。また、振り返りが容易であり、物理的な形で残るため愛着が湧きやすいことです。しかし、手書きには時間がかかるというデメリットがあります。普段から手書きでノートやメモを取る方などにおすすめです。

Excelは数値計算が簡単

Excelは記録した数値から簡単に数値が計算できる点がメリットです。Excelを使用すると、記録の作成が迅速に行え、チャートなどの視覚的な情報も簡単に添付できます。ただし、デジタル形式であるため、物質的な形で残らず、愛着を感じにくいという人もいます。

アプリは最も手軽に日記をつける手段

アプリを利用する場合の利点は、手軽に記入できることにあります。スマートフォンやタブレットを使用していつでもどこでも記録をつけることができるため、非常に便利です。しかし、有料アプリを選択する場合は、そのコストがデメリットとなる可能性があります。

手書きノートの感触を好む人もいれば、Excelの効率性やアプリの便利さを重視する人もいます。重要なのは、自分にとって使いやすく、継続して記録をつけられる方法を選ぶことです。

FXトレード日記を書く時のポイント

FXトレード日記を書く時のポイント
日記を読み返しているイメージ

トレード日記は、結果を記録・分析し、手法を微調整するためのものです。最初は上手に記録できないかもしれませんが、何度も同じように書いていくことで、だんだんと分析しやすい日記になっていくでしょう。

ただし、いくつかのポイントを意識せずにトレード日記をつけ始めると、あまり効果のないものになってしまいます。最後に、FXトレード日記を書く時に必ず覚えておいてほしいポイントについて紹介していきます。

バックテスト済みの固まった手法で記録をつける

FXトレード日記を書く際、バックテスト済みの確立された手法を使用しましょう。

バックテストとは、過去のデータを用いて特定のトレード手法の有効性を検証する作業です。

バックテストにより、手法が過去数年の相場でどのようなパフォーマンスを示したかを把握できます。トレード日記に記録する手法が一貫していないと、各手法ごとのデータが集まりにくく、トレードの改善につながりません。

トレード日記の目的は、バックテストした手法が現在の相場でどのように機能しているかを記録し、分析することです。過去に良い成績を叩き出した手法であっても、現在の相場に適応していなければ、その有効性は限られます。

理論が固まった手法で記録をつけることで、トレードのパフォーマンスを正確に評価し、現在の市場環境に合わせた改善策を講じることが可能になります。

トレードをしたら必ず日記を書く

FXトレード日記の効果を最大限に引き出すためには、一貫して全てのトレードについて記録をつけることが不可欠です。トレードの結果に関わらず、日記を書くことで、自身のトレード手法の全体像を把握し、改善点を見つけることができます。

勝った時だけでなく、特に負けた時のトレードについて詳細に記録することが重要です。負けたトレードからは、手法の弱点や自身の心理状態に関する貴重な洞察を得ることができます。このような記録は、トレード手法の改善に直結し、将来的な成功につながります。

目標を定めてから日記を書き始める

FXトレード日記を継続的に書くためには、明確な目標を設定することが効果的です。目標を持つことで、日記を書く行為に方向性と意味を与え、継続しやすくなります。

具体的な目標例としては、「勝率を40%から45%に上げる」「得意なトレードパターンを増やす」といったものがあります。このような明確な目標を設定することで、トレード日記を書く際に何に焦点を当てるべきかが明確になります。また、目標達成に向けた進捗をトラッキングすることで、モチベーションの維持にもつながります。

目標を定めることは、漠然と日記を書くよりも、自身のトレードスキルの向上に直結します。日々のトレードで得た教訓や洞察を目標に照らし合わせて記録し、より具体的で効果的な改善策を見つけ出すことを意識しましょう。

FXトレードを上達させたいなら記録を残そう

FXトレードのスキルを向上させるためには、日々の取引を記録するトレード日記が不可欠です。この記事では、効果的なトレード日記の書き方から、記録に適したツールの選択、日記を書く際の重要なポイントまでを詳しく解説しました。バックテスト済みの手法を用い、一貫して日記を書くことで、自分のトレードスタイルを深く理解し、改善することが可能です。目標を定め、日々のトレードを記録することで、FXトレードの上達を実現しましょう。

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