12/30~1/3相場見通し:ドル円一時158円台に、今週は横ばいが続くか

FX注目マーケットニュース2024年12月30日~1月3日
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先週のドル円

先週のドル円は156.3円付近で始まり、木曜日には158.1円付近まで急騰しました。しかし、その後はやや値を戻し、157.9円付近で週を終えています。

年末で材料が乏しい中、植田日銀総裁の講演の内容が伝わりましたが、これまでの姿勢と大きな変化はなく市場の反応は限定的でした。木曜日には米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことなどからドル買いが強まり、ドル円は一時約5ヶ月ぶりとなる158円台に乗せましたが、上昇の勢いは続かず、その後は157円台後半へと押し戻されることとなりました。

今週注目の経済指標

発表日時刻 (日本時間)発表国経済指標名
1/3(金)24:00米国12月ISM製造業景況指数

今週注目の通貨ペア見通し

ドル円

ドル円は先週予想した通り、大きな上昇を見せました。ただし、年末ということで様子見ムードが広がり値動きは鈍く、予想した160円には届かずに158.1円付近までの上昇にとどまりました。

ファンダメンタルズ的には日銀による利上げ観測の後退や、米FRBによる利下げ観測の後退、円キャリートレードの本格開始期待など、ドル円の上昇を想定させる材料が多いです。テクニカル的にも、日足チャートで25日(青)、50日(緑)、100日(紫)、200日(赤)の4本の移動平均線を上抜けており、MACDもゴールデンクロスしていて、地合いはかなり強いです。 押し目買いをしていきたい場面ではありますが、今週は年末年始ということで、よほどのことがない限り値動きは鈍くなり、横ばいが続くと思われます。ただし、重要なニュースが報道された場合は、流動性の低さから相場の急変が起こる可能性があるため、取引は慎重に行ってください。

ユーロドル

先週のユーロドルは年末ということもあり、横ばいの値動きとなりました。月曜日にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁から、「われわれは持続的に中期的なインフレ率を2%に引き下げたと宣言できる段階に非常に近づいている」との発言があり、一時ユーロ売りが強まる場面はあったものの、その後は横ばいの動きとなって週を終えました。

ファンダメンタルズ的にはECBによる追加利下げ観測、欧州経済や政治の不透明感、米FRBによる利下げ観測の後退など、ユーロドルの下落を想定させる材料が多いです。テクニカル的にも、日足チャートで25日(青)、50日(緑)、100日(紫)、200日(赤)の4本の移動平均線を下抜けており、地合いもかなり弱いです。 戻り売りを狙っていきたいところではありますが、今週は年末年始ということで、よほどのことがない限り値動きは鈍くなり、横ばいが続くと思われます。ただし、重要なニュースが報道された場合は、流動性の低さから相場の急変が起こる可能性があるため、取引は慎重に行ってください。

FX注目マーケットニュース2024年12月30日~1月3日

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