9/15~19相場見通し:ドル円方向感出ず、今週は中銀イベントによる乱高下に注意

週間マーケット予測(9月15日〜19日)
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先週のドル円

先週のドル円は148.1円付近で始まり、火曜日には一時146.3円付近まで下落しました。その後は持ち直しましたが上昇の勢いは弱く、147.1円付近で週を終えています。

石破首相が辞任を表明したことによって、拡張的な財政政策への期待が高まって円売りが進みましたが、「日銀は年内利上げの可能性を排除しない姿勢」と報道されて円買いが入るなど、上下に振れる展開となりました。ただし、週全体として見れば、あまり方向感はありませんでした。

今週注目の経済指標

発表日時刻(日本時間)発表国 経済指標名
9/16(火)21:30アメリカ8月小売売上高
9/17(水)18:00ユーロ8月消費者物価指数(CPI)
9/17(水)22:45カナダカナダ銀行(中銀)政策金利発表
9/17(水)27:00アメリカ米連邦公開市場委員会(FOMC)
9/17(水)27:30アメリカパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長定例記者会見
9/18(木)07:45ニュージーランド 4~6月期四半期国内総生産(GDP)
9/18(木)20:00イギリスイングランド銀行(中銀)政策金利発表
9/18(木)20:00イギリス英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
9/18(木)22:00南アフリカ南アフリカ準備銀行(中銀)政策金利発表
9/19(金)未定日本日銀金融政策決定会合
9/19(金)08:30日本8月全国消費者物価指数(CPI)
9/19(金)15:30日本植田和男日銀総裁定例記者会見

今週注目の通貨ペア見通し

ドル円

今週は日銀金融政策決定会合とFOMCという大きな中央銀行イベントが予定されており、乱高下に注意が必要です。FOMCについては9月の利下げは織り込まれているため、今年末および来年末の金利水準の見通しが注目されるでしょう。

市場は今年3回の利下げを予想しており、FRBのメンバーが同じことを考えていれば、予想される今年末の政策金利は3.15%付近となります。テクニカル的には、日足チャートで25日(青)、50日(緑)、100日(紫)の3本の移動平均線を上抜けている一方、MACDはデッドクロスとなっており、地合いはやや悪化しています。

145円から146円までは下がると買いが入りやすいため、このあたりまで下がるのを待って買いたいところです。その場合、直近の高値である149.1円付近が目標になるでしょう。

豪ドル円

先週豪ドル円は8カ月ぶりに98円台へ上昇するなど、豪ドル高・円安が進みました。石破首相が辞任を表明したことを受けて円売りが入りやすい状況であり、しばらく上昇トレンドが継続しそうです。

テクニカル的には、日足チャートで25日(青)、50日(緑)、100日(紫)、200日(赤)の4本の移動平均線を上抜けており、地合いは良好です。心理的な節目となる100.0円付近を明確に上抜ければ、昨年の11月に付けた高値である102.4円付近が目標になるでしょう。

週間マーケット予測(9月15日〜19日)

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