先週のドル円
先週のドル円は154.8円付近で始まり、すぐに154.6円付近まで下落したものの、木曜日には157.3円付近まで上昇しました。しかし、その後は値をやや戻して156.5円付近まで下落し、157.2円付近で週を終えています。
円買い介入への警戒感が依然として高い中、高市首相の「外為特会の運用がホクホク状態」との発言が市場で円安容認と受け止められたことや、総選挙後の積極的な財政出動への期待などが、円売りを加速させる要因となりました。
今週注目の経済指標

今週注目の通貨ペア見通し
ドル円
選挙は自民党が単独過半数を維持すると見られており、市場は食料品消費税の2年間ゼロや給付付き税額控除など、積極的な財政政策を織り込み始めています。財政悪化も懸念されており、しばらくの間は円売り圧力が継続しそうです。
今週は、連邦政府機関の一部閉鎖の影響で予定していた6日に発表できなかった雇用統計が11日に発表されます。雇用統計で強い数値が出れば、ドル円はさらに上昇しやすくなります。
テクニカル的には、日足チャートで25日(青)、50日(緑)、100日(紫)、200日(赤)の4本の移動平均線を上抜けており、地合いは非常にいいです。159円台では日本政府と日銀が実際に円買い介入を行うリスクがあり、155円台から158円台での押し目買いを狙いたいところです。

ユーロ円
ユーロ円は185.8円付近までの上昇を見せ、史上最高値である186.9円付近を再度伺うような動きを見せています。ラガルド総裁が欧州中央銀行(ECB)理事会後の記者会見で、見通しに対するリスクが上下方向で「おおむね均衡した状況にある」としたことで、政策金利は長期間据え置かれると考えられ、当面は日本の動向がユーロ円の主な変動要因となりそうです。
テクニカル的には、日足チャートで25日(青)、50日(緑)、100日(紫)、200日(赤)の4本の移動平均線を上抜けており、地合いは非常にいいです。円買い介入に注意しつつ、慎重に押し目買いを行うべき局面となるでしょう。


