先週のドル円
先週のドル円は159.5円付近で始まり、木曜日には160.7円付近まで上昇しました。しかし、その後は一時155.6円付近まで急落しました。金曜日にも一時155.5円付近まで急落し、157.0円付近で週を終えています。
片山財務相の「いよいよ断固たる措置をとるタイミングが近づいている」、三村財務官の「為替について最後の退避勧告」との発言があった後、為替介入が入ってドル円は急落することとなりました。
今週注目の経済指標
今週注目の経済指標は特にありませんが、為替介入には注意が必要です。
今週注目の通貨ペア見通し
ドル円
先週のドル円は為替介入が2度入ったことで、2回にわたって急落することとなりました。「為替介入は3営業日以内」という国際ルールが市場で意識されていることを考えると、週明け月曜日には3回目の為替介入への警戒感が高まりやすいでしょう。
東京市場がゴールデンウィークで休場となり、時間帯によって流動性が低下しやすく、先週木曜日のように高値から5円を超えるような急落が起きても不思議ではないでしょう。片山財務相も「ご外出の時もお休みの時もスマホを離さずに」と述べており、ゴールデンウィーク期間中も十分な警戒が必要です。
テクニカル的には日足チャートで25日(青)、50日(緑)、100日(紫)の3本の移動平均線を一気に下抜け、MACDもデッドクロスしており、地合いが急激に悪化しています。今週は158~159円台で上値が重いことを確認し、155.5円付近を目標として戻り売りを入れたいところです。

ユーロ円
先週のユーロ円は中盤までは緩やかに上昇しましたが、その後は日本政府・日銀による円買い・ドル売り介入によって、大きく下落することとなりました。長い下ヒゲを付けてはいるものの、日本政府・日銀の動向が懸念されて戻りは限定的でした。
ECBは4月の会合で政策金利を据え置きましたが、ユーロ圏の4月CPIはエネルギー高を背景に3.0%へと加速しており、物価の上振れを抑えるための利上げが意識されやすい状況です。とはいえ、日本政府・日銀による為替介入への警戒感もあることから、神経質な展開が想定されます。
テクニカル的には日足チャートで25日(青)、50日(緑)、100日(紫)の3本の移動平均線を一気に下抜け、MACDもデッドクロスしており、地合いが急激に悪化しています。今週は50日移動平均線の位置する184.7円付近での戻り売りを狙っていきたいところです。目標は直近の安値である182.3円付近となるでしょう。


