先週のドル円
先週のドル円は152.5円付近で始まり、金曜日には155.6円付近まで上昇しました。そこからは少し値を戻し、155.0円付近で週を終えています。
米国の住宅指標が底堅かったことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で数人の委員が「利上げ・利下げ両方向の可能性を望んだ」ことが明らかになったことなどから、米国の利下げ期待が後退し、ドル円の上昇につながりました。
加えて、高市首相が改めて「責任ある積極財政」に言及したこともドル円の支えとなりました。
今週注目の経済指標

今週注目の通貨ペア見通し
ドル円
先週はFOMC議事要旨で利下げに慎重な姿勢が示され、利下げ観測が後退し、ドルが買い戻されやすい地合いが続きそうです。日本では日銀執行部の人事がありますが、高市政権は財政拡大を重視しており、過度なタカ派的人選をすることは考えにくく、利上げ観測の後退が円売りにつながるかもしれません。
テクニカル的には日足チャートで25日(青)、50日(緑)の2本の移動平均線を下抜けてはいるものの、MACDがゴールデンクロスしており、地合いが回復してきています。今週は2月9日に付けた高値である157.7円付近を目指す展開を予想します。

ユーロ円
100日移動平均線がサポートとなって持ち直してきたユーロ円ですが、今後は円売りが続くかどうかが上昇のポイントになりそうです。
日銀の追加利上げ時期は依然不透明であり、日銀の人事も過度なタカ派にはならない可能性が高く、円売りが続きやすいと思われます。ユーロは欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ観測が後退し、しばらくは売られづらそうです。
テクニカル的には日足チャートで25日(青)、50日(緑)の2本の移動平均線を下抜け、MACDもデッドクロスしており、地合いは悪いです。今週は100日移動平均線の上で推移しているなら押し目買いを狙い、もし下抜けた場合は速やかに目線を売りに変更したいところです。
25日移動平均線と50日移動平均線が位置する183.6円付近がレジスタンスラインとして機能する可能性があることから、ここを一旦の利確の目安とし、抜けた場合は2月9日に付けた高値である186.2円付近を次の目標とするとよいでしょう。


